[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。
蒼翼の天使 01, I can't feel anything...
最初は全然気付かなくて
それが判ったのは
精霊との契約が
終わりに差し掛かる頃だった
真っ暗な闇の神殿
それでも
幽かに視える視界を頼りに
一歩、二歩と
歩いた時だった
周りの事ばかりに
気をとられて
足元まで注意してなくて
俺は
(コレットほどじゃないけど)
豪快に転んだ
転んだ拍子に何か
(たぶん誰かの足だ)
を掴んだけれど
それどころじゃなかった
感覚が 無い……?
転んだ、と思うところまでは
確かにあったはずなのに
その時は
上も下も判らなくって
倒れているはずなのに
立っているような
例えるなら、そう
いつかコレットが言っていた
ふわふわと浮いているような
感じがした
怖くて
何でもいいから
感覚がほしくて
手を握りしめて
でも判らなくって
怖くて動けなかった
そうしていたら、
上からゼロスの声がふってきて
声のする方を見たら
ゼロスが怖い笑顔で
いい加減放せって
言ってきて、
掴んでいたものがゼロスの足だって
ようやく気が付いた
謝って何とか起き上がったけど
感覚は戻らないままで
気をつけろよってゼロスが
背中をたたいたのも
まったく
判らなかった
I can’t feel anything …
思いつきの産物なのであまり深く突っ込まないでください
というか
いろいろ すみません・・・
<< back
||
TOS
||
next
>>