貴方が居なければ わたしはまだ あのくらい牢の中ひとり 迫り来る死を ただ待つだけのモノに なっていたのでしょう・・・ 果てが来るかも 疑わしくなる 地獄のような場所で 今でも牢の中ひとり 虚無となっていくモノに なっていたのでしょう・・・ だからそんな 絶望の日に現れた 貴方がとても 眩しく見えたのです 死を待つだけのわたし それが再び 生きる希望を持てたこと これってすごいことだと 思いませんか? 天使なんて信じてないけれど わたしは 彼こそが 天の御使いにふさわしいと 思うのです とても古い言葉の中でひとつ 今でも胸をついて離れない こんなコトバがあります |
貴女がなければ 私はまだ あの無限とも言える 永い永い時を 虚ろに漂うだけのモノで あったのであろう・・・ 果てなど無き 生き物の枠を超えた 有り余る時をただ 傍観するだけの 感情の無いモノで あったのであろう・・ だからこそあの 時の果てに現れた 貴女がとても 美しく見えたのだ ただ在るだけの自分 彼女がいなければ 今の私は無いも同じ 世界が変わるとは こう言う事を言うのだろうか? 天使と呼ばれて久しいが 私は 彼女こそが 天の御使いに相応しいと 思えるのだ 何処かの土地で耳にした言葉 今はもう廃れてしまったかもしれないが こんな言葉があった |